a. 相互参照
 原稿を作成するときに、定理や数式に番号を付け、その番号を本文中で引用することが多々あります。 他の命題や数式を本文中に追加すると、これらの番号が変わってしまうこともあります。 番号が変わる度に原稿の引用番号を打ち直していたのでは、効率は悪く過ちも起こりやすくなります。
 そこで、LaTex には"相互参照"という機能があります。 定理などにラベル(名前のようなもの)を設定すると、本文中でその定理を引用するときにラベルを指定することにより定理の番号が自動的に付加されるようになります。 原稿作成時に定理の番号が変わっても、ラベルに新しい番号が関係付けられるので、原稿作成者は番号の変化を気にする必要がありません。
 この機能を使うためには幾つかの注意が必要です。
 (1) 定理などは定理環境を使って書き、ラベルを設定する。
\begin{thm}\label{thm:1}
aaaaaa
\end{thm}
   以下の定理環境を定義しています。
\newtheorem{thm}{定理}[section]・・・・・thm・・・・定理
\newtheorem{lemma}[thm]{補題}・・・・・・lemma・・・補題
\newtheorem{cor}[thm]{系}・・・・・・・・cor・・・・系
\newtheorem{rem}[thm]{注意}・・・・・・・rem・・・・注意
\newtheorem{ex}[thm]{例} ・・・・・・・・ex ・・・・例
\newtheorem{define}[thm]{定義} ・・・・・define ・・定義
  (a) 定理の番号には節(section)の番号が付くようになっています。(例:定理 2.3, 第2節の3番)
    (i) 節の番号をつけたくない場合"\begin{document}"文の前に次の1行を書き加えてください。
\renewcommand{\thethm}{\arabic{thm}}
  (b) 定理などの番号は節の中で通し番号になっています
    (i) 通し番号が嫌な場合、この後で説明する独自の定理環境を作ってください。
  (c) 独自の定理環境で書きたい場合、
    (i) "\newtheorem"を使ってください。(詳しくはTeXの本で調べてください。)
 (2) 数式などは eqnarray や equation 環境などを使って書き、ラベルを設定する。
\begin{eqnarray}
x = y  \label{eq:1}
\end{eqnarray}
 (3) 引用時には \ref を使う。
(1)の定理が定理2.1の場合...定理 \ref{thm:1} と書いておくことにより定理2.1と
              表される。
(2)の番号が(2.1)の場合.....(\ref{eq:1}) と書くことにより(2.1)と表される。
              (前後に括弧が必要)
 (4) ラベルは、定理などと一対一に対応していなければなりません。



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