■ a.図の貼り付け方

LaTexの原稿に図を入れる方法として次の3つがあります(他にもありますが・・・)

 (1)LaTexの "graphicx" パッケージを使う。
 (2)LaTex標準の "picture 環境" を使う。
 (3)"tpic special" を使う。

ここでは、もっとも簡単な(1)を紹介します。他に興味がある場合には、ネットで調べてみてください。
※ TeXファイルの中で「\usepackage[dvipdfmx]{graphicx, color}」を使っています。

グラフや図を描くソフトの多くが取り扱っている形式のファイルを直接貼り付けることができます。
この方法で扱えるファイル形式は(他もあるかもしれませんが)
(a) Jpegファイル(Joint Photographic Experts Group) [拡張子 jpg or jpeg]
(b) EPSファイル(encapsulated postscriptファイル) [拡張子 eps]
(c) PNGファイル(Portable Network Graphicsファイル) [拡張子 png]
(d) BMPファイル(Bitmapファイル) [拡張子 bmp]
(e) PDFファイル(pdfファイル) [拡張子 pdf]
次のように記述すれば図を貼り付けることができます(これが基本)。
\includegraphics{ファイル名(拡張子も付加)}
図の大きさを変えたい場合:
\includegraphics[scale=倍率]{ファイル名}  ・・・倍率で変更
または
\includegraphics[width=??cm]{ファイル名}  ・・・・長さで変更
図に説明や番号をつけたい場合:("figure環境"を使います)
\begin{figure}[h]
\includegraphics{ファイル名(拡張子も付加)}
\caption[短い説明]{長い説明}
\label{ラベル}
\end{figure}
図の位置を少し変えたい場合:("figure 環境"を使っている場合は環境の中で下のことを行う)。
 (i) 中央に置く
      \centering{\includegraphics{ファイル名}}
 (ii) 上下に動かす
      \vspace*{2cm} ("2cm"下に置く)
      \includegraphics{ファイル名}
 (iii) 左右に動かす
      \hspace*{-2cm} ("2cm"左に置く)
      \includegraphics{ファイル名}

<例1>ファイル "zu321-1.eps" を0.5倍の大きさに縮小して、中央に配置、番号を付加しない
\centering{\includegraphics[scale=.5]{zu321-1.eps}}
<例2>ファイル "zu321-3.jpg" を幅5cmにして、左端から3cmのところに配置、番号を付加
\begin{figure}[h]
\hspace*{3cm}
\includegraphics[width=5cm]{zu321-3.jpg}
\caption[短い説明]{長い説明}
\label{ラベル}
\end{figure}